段階食について考える 「もがな」
PROFILE
段階食について考える「もがな」
市民の企画提案による協働のまちづくり事業
「口から始める食べ方支援事業」の取り組みとして立ち上げた団体で、令和2年度・令和3年度に協働事業として活動し、令和4年4月より団体独自の活動を行う。
乳幼児と高齢者それぞれに食べにくいとされる食べ物や、その形態・形状に共通点が多いことから、成長段階で離乳食を対応させてきた経験が、咀嚼・嚥下機能の衰えに配慮した食事の対応に繋がることに着目し、令和2年度の事業では旭川市保健所健康推進課・保健指導課と協働で乳幼児期、高齢期双方の食形態を段階的に示し、それぞれの共通点、相違点を記したこれまでにはない新しいブックレットを作成した。
令和3年度は、旭川市子育て支援部こども育成課こども育成係との協働で乳幼児期が入所する保育所等の施設に対象に絞り、「咀嚼力を向上させるプロジェクト」を市立保育所を対象に行い、連携してモニタリングを実施する。その取り組みの成果を「もがなカード」としてまとめ、旭川市内の保育所へ広く発信することで、咀嚼力を意識した食支援の重要性を啓発した。<代表> 園田 奈緒
(そのだ なお))
離乳食幼児食教室happyclover 代表
【経歴】
2002年3月 旭川大学短期大学部生活学科
食物栄養専攻 卒業
2002年4月 給食委託会社に栄養士として
勤務。知的障害者施設・病院・
保育園・居宅介護支援事業所にて
栄養士業務を行う
2006年10月 長女出産
2008年5月 次女出産
2011年2月 給食委託会社 退社
2011年3月 長男出産
2013年4月 離乳食幼児食教室happyclover開講
2014年2月 三女出産
2017年5月~ 旭川市内認定こども園食育講座
「ちびっこまんぷく組」開催中
2019年 2月~ 道新ななかまど
「奈緒先生の手づくり離乳食」
連載中
2020年4月~ 旭川大学短期大学部
幼児教育学科 非常勤講師
「子どもの食と栄養」担当
<副代表> 豊島 琴恵
(とよしま ことえ)
生活学科食物栄養専攻 教授
【最終学歴、学位】
1987年 3月 北海道栄養短期大学
食物栄養学科 卒業
1995年 3月 日本女子大学家政学部 通信教育課程 食物学科 卒業
2004年 9月 北海道大学水産科学研究科 博士課程 修了(水産科学)
【研究分野】
複合領域/生活科学/食生活学
【研究キーワード】
食生活、食育、応用栄養学、咀嚼嚥下
【研究テーマ】
食育
・生産から消費をつなげた食教育について
応用栄養学
・乳幼児および高齢者の咀嚼嚥下にともなう段階食について
【学会および社会における活動等】
(所属学会)
栄養士会、日本栄養食糧学会、日本栄養改善学会、日本農芸学会、小児栄養学会、日本咀嚼学会