段階食について考える 「もがな」
段階食について考える「もがな」とは
市民の企画提案による協働のまちづくり事業
「口から始める食べ方支援事業」をきっかけに立ち上げた団体です
離乳食と高齢者食は、違うようで実はつながっています
乳幼児期に「食べるキホンの力」を身につけることで、高齢期の咀嚼力低下を防ぎ「元気で口から食べて過ごす時期」を保つことに繋がります。食事の内容も似ているところがあるので、離乳食を作った経験がある人は高齢者食のイメージがつきやすいように【両方の似ている部分と、そうでない部分】を表現した一冊の本があったらいいな、という会話がきっかけではじまりました
【もがな】とは、古語で「~があったらいいな」という意味があります
世の中の、世の人のあるべき姿に、こうなっていったらいいなぁに近づけるために活動しています
乳幼児と高齢者に関わる様々な職種
段階食について考える「もがな」には、栄養士や歯科衛生士・看護師をはじめ
食に縁のある様々な職種が集まり、乳幼児から高齢期にかけての食育に関する様々なサービスを行っています
食事を取るためには、口や舌を動かす筋肉や歯の機能、口腔ケアなどが関係します
乳幼児と高齢者に関わる様々な専門職が連携をしながら、それぞれの段階食に合わせた
情報を提供させていただきます
段階食とは
乳幼児に必要な「段階食」は、母乳またはミルクを「飲む」ことから「噛んで食べる」ために段階をふむ過程の食事のこと
成長に合わせた食事を提供することで噛む動作の基本がしっかり身についていき、そのことで唾液が増え、食べ物を消化吸収する力が育ち、さらに段階的にすすめることで、味覚の発達や食事を楽しむこと、食べる意欲を育むことにつながります
一方、高齢者にとっての「段階食」は食べるために必要な機能の状態に合わせたものになります。それは、無理なく口から食べるために食事をどのようにしたら良いかにつながります。口から食べることが難しくなると、その影響が身体的にも精神的にも顕著に表れ低栄養にも繋がります。口から食べ、元気な毎日を過ごすためにも段階食が必要といえます